狼と香辛料II #6 狼と信ずべき神


 いよいよアマーティとの対決の山場となる『狼と香辛料II』第6回.
(前回の記事はこちら.狼と香辛料II #5 狼と希望と絶望 - DDC blog



 ついに市場が開かれ,黄鉄鉱の取引が開始される.
ロレンスの目論見は相場の値を下げ,アマーティに損をさせる事.
相場の値を下げるには,黄鉄鉱を大量に売りに出す必要があるので
前回は錬金術師の所で黄鉄鉱を買い取る約束をし,
また友人の商人のつてを頼って,黄鉄鉱を買い集めてもらっていた.


 まずは手持ちの黄鉄鉱を売りに出し,相場師たちの注意を引く.
その後,頼んでいた商人から黄鉄鉱250を受け取り,あとは錬金術師からの400があれば
市場をひっくり返す事ができると確信するロレンス.
アマーティの方が買いに走りヒヤヒヤする中,ようやく時錬金術師からの使いが到着.
ロレンスは喜んで商品を受け取ろうとするが,しかし使いは一言,取引は失敗した,と.



 計画が頓挫した事を知り,呆然とするロレンス.
これはもしかして,このままわっちを取られて最終回か?!と思っていたら
手伝ってもらっている丁稚少年に怒られる.
「商人がそう簡単に諦めちゃいけない」
さらに勢いに任せて衝撃告白が.


少年「僕もホロさんの事が好きですー!」


…どさくさに紛れて何を言っているんだコイツは.いま関係ないだろ.


 少年にカツを入れられ目を覚ましたロレンスは少年に礼を言う.


「自分を殴ってやりたいよ」

俺が殴ってやるよ.

    _, ,_  パーン
 ( ‘д‘)
  ⊂彡☆))Д´) >>ロレンス

 とりあえず行動だ,とロレンスは手持ちの黄鉄鉱を売りに出そうとする.
そこへ合わせたかのように大量の黄鉄鉱の売りが入る.
誰だ? と見れば,売りを出してるのはわっちだよ!

なんで? アマーティに寝取られたんじゃないの??



 それが決め手となって相場は逆転し,ロレンスはアマーティとの勝負に勝つ事ができた.
そして宿に戻って,わっちから今回の種明かしをされる.


 元々わっちは,アマーティの懐具合を探るために近づいていたのだが,
婚姻届やアマーティとわっちが一緒にいるところを目撃したロレンスは
逆上してそのわっちの行動の意味を全く理解できていなかったのだ.
あんなもの見せつけられりゃ,そりゃ動揺もするよなぁ.
それをわっちから説教されるロレンス.今日は怒られてばっかり.

怒っても可愛いわっち. そしてロレンスはやっぱりヘタレ.


 また,昼間にわっちが売りに出した大量の黄鉄鉱は,
実はわっちと錬金術師との間で先に商談を成立させていたものだった.
しかもそれは,前日ロレンスが錬金術師の元をを訪れたちょうどその時だ.
先に教えてくれればいいのに!
錬金術師は,ロレンスの覚悟を見るためだとして.あえて話さなかったのだという.
恋愛の機微ってヤツですか? さすが知恵者錬金術師.



 さらにその時ロレンスが「神と人がつがいになった話はあるか?」と尋ねていたのも
隠れていたわっちに聞こえていたのだと言われる.
本心とはいえ,本人に聞かれてるなんてメチャクチャ恥ずかしいな!

はにかんだわっちが可愛い. ロレンスは論外.



 すったもんだに見えて,実はロレンス一人が大騒ぎしていただけ
という今回の事件もこうして幕となった.
前回前々回と,殆どわっちのセリフがなかったので
今回の,ずっとわっちのターン(説教)が心地よかったな.

ページビュー1000突破


 慌てて設置したページビューカウンタも,ついに1000を超えた.
外部のアクセス解析が使えないので正確なユニークビジター数は分からないのだが,
少なからずこのような駄文を見てくれている人がいるという事に驚きを隠せない.
ホントにどこからこのブログに目をつけたのか問いただしたい.小一時間.


 特に方向性のないブログで
深夜アニメを紹介する以外は,かなりいいかげんな記事ばかりなのだが
この数字だけを支えに,続けていこうと固く誓う速鳥であった.


 と,あまり言うと,友人がまた調子に乗ってF5連打するのでこのへんで.
夜までには昨夜の『青い花』の方も書き上げるつもり.

青い花 #7 若葉のころ

 演劇祭も終わった『青い花』第7回.
(前回の記事はこちら.青い花 #6 嵐が丘 後編 - DDC blog




 藤ヶ谷女学院の演劇祭から戻ったふみちゃんは,ベッドで杉本先輩の言葉を思い出す.
「わたしはふみを裏切っているのかな」
先輩の過去を理解したつもりでも,心のモヤモヤは解けない.



思い悩む表情がセクシィなふみちゃん.




 翌日は杉本先輩のバスケ部の活動を見に行く約束をしていたのだが
学校をサボって,演劇祭の代休で暇にしてたあーちゃんを誘う.



嬉しそうに見せる横浜マップ.
中華街とか赤レンガ倉庫とか懐かしいなぁ.


 一方,学校の杉本先輩は文芸部の部室を訪れてふみちゃんを捜す.


こうして見ると先輩もなんか可哀想な…
ふみちゃん,手間のかかる女!



 夕方になってふみちゃんは,あーちゃんの家に泊まりたいとお願い.
二つ返事で快諾するあーちゃんに対し,
「あーちゃんてやさしすぎる.突き放してくれないと,どんどん甘えちゃう」


自分から言い出しておいてそれはなー.どないせーっつーねん.
あーちゃんはやっぱり良い子.




 就寝前,杉本先輩に対するネガティブな気持ちを口にする.
あーちゃんは「あの人ちょっとモテすぎだもん」とふみちゃんを擁護.
完全ふみちゃん派だからね.
あーちゃんと話してちょっと気が晴れたふみちゃん.でも一言,


「それで壊れるならそれだけのことなんだし…」

いきなり暗いっすね!




 そして翌日,杉本先輩にごめんなさいメールを送るふみちゃん.
杉本先輩は前日のすっぽかしについては触れず,土曜日に先輩の家でデートをしようと誘う.
家族に紹介って,なんか一大イベントじゃないか.
夜ベッドで思い出し,にやけて悶えるふみちゃん.前の夜とは大違いだな-.



やばい,ふみちゃんもかわいい.



 デート当日.車でお出迎え.ついた杉本家はかなりの大邸宅で.
杉本先輩ってお嬢さま? 感激するふみちゃん.


 家族に紹介,と,杉本4姉妹+母親に囲まれて緊張しまくるふみちゃん
そんななか先輩は,いきなり家族たちの前でふみちゃんと付き合っている事を告白!



開いた口がふさがらないふみちゃん.
先輩,決意を見せるためなのかもだけど,突然すぎるよ!


 しかし杉本一族,意外に普通な受け答え.もしかして慣れてる…?
お母さんそんな感じのこと言ってるし.
一方で杉本姉から問い詰められる杉本先輩.
今はその子が好きなの?レズビアンなの?バイセクシャルなんだ?
さすがに杉本先輩は,怒って部屋に戻る.
どうもお姉さんは,杉本先輩の過去の恋愛について知っているご様子.
でも突っ込みすぎだよ,杉本姉.


 ふみちゃんは先輩の部屋を訪ね,自分の過去について口にする.
「私もむかし,つきあっていた人がいて…」
でも今は先輩のことが好きだと告白するのだが,先輩はそこで疑問を挟む.
この恋が前の失恋のかわりなんじゃないか,と.


「わたしもふみも ひと目ぼれした気になっただけかも」


それはひどい!
いやまぁ,確かに先に疑ったのはふみちゃんの方だけどさ!
杉本姉に突っ込まれてしょげてる先輩を慰めようとしたのに!


 そこへ取りなすように現れる杉本姉.
先輩としてそんな言い方はよくない,反省しろ.と言い残しふみちゃんを攫っていく.
ナイスタイミング.てか聞き耳建ててたな,これは.


 仕切り直してお茶を持って来たふみちゃんに,さっきの言葉を謝る先輩.
なんとか収まるかと思っていたら…


自分の気持ちの整理がつかないから,ふみちゃんとはつきあえない,だと!
先輩の方から別れ話を切り出したか!



ふみちゃんショック!
そして今回は終了!



 つきあい始めの頃はこーゆーちょっとしたことで浮き沈みするような時期が
あったりするものだけど,このまま別れちゃうんかねぇ.
告白した先輩の方から振るだなんて,ひどい,つーか,もったいない.
二人とも恋愛に対して潔癖すぎるように思うけど,まー,これも若さか,と.
でもまー,別れた方があーちゃんの出番増えそうだし,いいかなぁ.
なんて緊迫の二人そっちのけであーちゃんの心配をする第7回だった.
嘘だけど.