思い入れのあるガンダム作品

 今週,ガンダムの特番をNHKでやっているらしい.
子供が主人公な昨今のガンダムは嫌いなので,逆襲のシャアまでしか認めない.
ZZは無視.もうすぐでるユニコーンは楽しみ.


 ガンダムもTV放送の本編の他に,OVAやら小説やら外伝がたくさん出ているが
その中で一番のお気に入りなのがコミックス『宇宙のイシュタム』.
これは一年戦争の宣戦布告からコロニー落としまで(ブリティッシュ作戦)を描いた作品.



 ジオン軍の新兵器,モビルスーツミノフスキー粒子により為す術なく大破する連邦軍の戦艦.
不時着したコロニー,それこそがコロニー落としに使われる「アイランド・イフィッシュ」だった.
コロニー落としを阻止するため,連邦軍兵士たちはザクに対して白兵戦を挑む.


 本作品はガンダム作品にあって,ザクとザクIIしかモビルスーツは出てこない
という点でも珍しいが,他に比べて戦争部分をより強調して見せているのが特徴.
死が確実な任務に志願し,ザクを相手にあっさりと散っていく連邦軍兵士.
協力を頼んだ民間人の裏切り,友軍の誤認によって失われる情報と命.


 もちろん最後にはコロニーは地球に落ちてしまうわけだが,
目前の敵だけではなく,色々な物と戦う兵士たちの物語はとても重く感じられた.
08小隊のシローアマダも出演しているので,一年戦争好きはぜひ.