青い花 #11 冬の花火

ついに最終回，『青い花』第11話．
あーちゃんとのフラグは立たないまま，どんな終わり方をするのか注目．
（前回の記事はこちら．青い花 #10 幸福の王子 - DDC blog）

　季節は変わって秋．
いつものように二人で電車通学するあーちゃんとふみちゃん．
短い夏を思い返す．

　ふみちゃんは文芸部の仕事として，図書館整理ををすることになった．
リストと照らし合わせて本を探している途中，ふと足を止める．
そこは杉本先輩に初めてキスされた場所だった．

あー，ほろ苦い思い出．
頭の中では忘れていたとしても，現実に思い出の場所に立つと脳内再生されてしまうんだよね．
杉本先輩との思い出を，ふみちゃんはどんな気持ちに感じているんだろうか．
懐かしいと言えるほどに消化できているだろうか．

　帰り道．
駅に着いたふみちゃんは，ホームに電車待ちをしている杉本先輩をみつける．
目が合い，会釈をするふみちゃん．それに笑顔を返してから，視線を戻す杉本先輩．

これは気まずいw
同じ学校に通うわけだから，こんな危険性もあります．
こーゆーのが嫌でで近場では恋人を作らない，なんて人もいるくらいだし．
でももう会話も交わさないなんて，ちょっと寂しいねぇ…

その後きた電車にはふみちゃんは乗らず，先輩だけ行ってしまう．
実況スレではチキンだなんて言われてたけど，ここはあーちゃんを待ってたんだよ！

　そしてあーちゃんと待ち合わせて二人は喫茶店にはいる．
吹っ切ったつもりだったのに，先輩の姿を見て動揺したことを話すふみちゃん．
自分の気持ちが分からないという言葉に，あーちゃんはかける言葉に迷って，

「ふみちゃん，食べよう！」

あーちゃんらしいよw

　そして冬．
バスケ部で全国大会で準優勝した杉本先輩の話が学校中の噂に．
それと共に，ロンドンの大学に留学するという話も流れる．

何やらせても凄いなこの人は！　いやみだぞ！
でも杉本先輩は前，例の演劇部顧問に振られて学校辞めた過去を持つ女．
もしかして今回も，ふみちゃんに振られて（振って）国外逃亡…？
スケールの大きさもすげえ．
これでふみちゃんも京子も，落ち着ければいいんだけど．

　冬と言えばクリスマス．別荘旅行に行ったメンバーでクリスマス会をしようということに．
残念ながら京子は康ちゃんとの先約があるので欠席．
おー，杉本先輩もいなくなって，康ちゃんとの中が発展しそう？

そんな折り，ふみちゃんの元に千津ちゃんからハガキが届く．
引越の報告で，旦那一緒に写った幸せそうな写真に添えて「いつか遊びに来てね」．

この女，ふみちゃんを振って別の男と結婚しておいて，なんて仕打ちだ！！
実況スレでも非難囂々．

　クリスマスも近くなった日．
あーちゃんは康ちゃんに頼まれて，京子へのプレゼントを選びに二人でショッピング．
同じ目的で店にきていたふみちゃんは，あーちゃんの姿を見かけて声をかけようとするが
康ちゃんとの姿を見て思わず隠れてしまう．
なぜ隠れたのか，自分でも分からないふみちゃん．

ふみちゃんの仕草が切ない．あーちゃんに対する微妙な気持ちの表れかな？

　そしてクリスマス．あーちゃんの部屋にみんな集まる．
顔をのぞかせたシスコン兄貴にモギちゃんが照れてたりとか，

小さいころのアルバムを見て，ふみちゃんの変貌に驚いたりとか．

あぁ，同席させて下さい…

クリスマス会も終わり，クラスメイトたちを玄関で見送るあーちゃん一家．（ふみちゃんはお泊まり）
そこでモギちゃん，シスコン兄貴の手を取ってラブレターらしき物を手渡す．

親の見てる前で，すげー！

それに触れずに家に入る両親と，驚きのあまり固まったままの3人．

手紙なら，わざわざここで渡さなくてもって思うんですけど．
もしかしてクリスマス会の間中，渡そうとドキドキしてたのかな．想像すると萌える．
あと，シスコン兄貴なぐる．

　夜．寝付けない二人は雪の積もった外へ出かける．
二人で遊んだ公園．

通った小学校．

そこへ来てふみちゃんは思い出す．
初めて好きになった人．初恋の相手があーちゃんだったこと．

思わず流れる涙．心配するあーちゃん．

ふみちゃん：「大切なことを思い出したの」

あーちゃん：「そう…　よかったね！」

そして二人は，手をつないで家路についた．

Fin.

　よかった！　感動してウルウルしちゃったね！
綺麗な映像と儚げな音楽．アニメ化されてよかったと，こんなに思った作品はない．
原作はまだ完結してないけど，凄く良い終わり方だったと思う．
安易にふみちゃんとあーちゃんをくっつけないで，ふみちゃんが自分の気持ちに気付いたと言う終わり方で，
この先を想像して萌えてみたり，第二期を期待したり…　あるといいなぁ．

あと，杉本先輩もちょっとだけシアワセになって欲しい．ちょっとだけで良いから．