君に届け #8 自主練


 あのライバルっぽい女の子の登場を密かに楽しみにしている『君に届け』,第8話.
この子,アテレコしてんのは平野綾だったんだなぁ.意外.
(前回の記事はこちら.君に届け #7 土曜の夜 - DDC blog





 最近,爽子の周りがおかしいらしい.
クラスメイトの男子が変顔を見せつけてきたり,妙なギャグを飛ばしてきたり,
女の子の中にはくすぐろうとしてくる子もいる.
今までにないアプローチにに爽子はどう対応して良いか分からず困惑顔だ,


そのことを「貞子ノート」で仲良くなった遠藤さんと平野さんに話してみたら,
「貞子が笑うと福が来ると言われてるよ?」との答え.
ショックを受ける爽子.








誰だよw
不幸一色だった爽子の評価が初めて逆転したことが,よっぽど劇的だったようだ.
そしてまた笑わせようとしてきたクラスメイトに笑みを帰そうとして,








これでこそ爽子だw
きっと意識せずに笑えば,もっと良い笑顔になるんだろうけど.





 そんな話をしているところへ登校してきた吉田と矢野.
遠藤さん平野さんと話している爽子を見て,もう友達になったんだと声をかけてくる.
遠藤さんたちも,「友達だよね」と笑いかけてきた.







いつの間にか友達が増えていたことに,人生最良の時だと感動する爽子.
吉田たちも二人と,下の名前で呼び合う仲になる.






てわけで,左がトモちゃん,右がエッコちゃん.
すごくフツーの子です.
その普通さが良い.特にトモちゃん.



もちろん爽子もみんなのことを下の名前で呼べ,と,練習させられる.
でも今までずっと人のことを「○○さん」と名字で呼んできた爽子にはなかなか難しい.
矢野は特訓だと,風早のことを呼び捨てで呼べと言ってきた.
嫌がる爽子を半ば強制的にけしかける矢野.





爽子:「かっ…  風早!





名字かよw 下の名前で呼べよ.
矢野もズコー,だ.





風早:「はい. なに?」







爽子の意気込みを知ってか知らずか,今日も爽やかいい笑顔だ.
こんちくしょう.




よほど恥ずかしかったようで,爽子は慌てて顔を伏せる.
矢野は,「男子を呼び捨てにするのは難しいから,まずは女子から」と言いくるめてくるが,
それを聞いて爽子は,風早君が男子であることを意識し始める.
恋愛色が強くなってきそうだ.






 朝のホームルームが始まって.
近々開かれる体育祭に向けて実行委員を決める…はずが,
めんどくさがった副担によって,風早君に決められてしまう.
いつもなら,こーゆー嫌がられる役は爽子の担当なのに.
と,爽子自身も思っている.



さらに副担は負けず嫌いな単細胞,
体育祭の出場種目も,勝てそうな生徒を選んで勝手に決めてしまい,
かつ,




副担:「鈍いヤツは当日くんな! 休んでよし!



相変わらずの傍若無人ぶりだ.
他の先生と賭けでもしているんだろうか.
でも運動神経だけはいい吉田は,
「年に二回のあたしの祭り!」と副担と一緒に燃えている.








爽子はサッカーに出ることになったが,イメージ通り運動は苦手.
それを聞いた風早君は,昼休みにみんなで練習をしようと提案する.
風早が言うなら,とクラスメイトも賛同.
すごいカリスマ性.





 そして昼休み.みんなでグラウンドでサッカー遊び.
吉田にレクチャーしてもらっている爽子だが,
予想以上の鈍さであっという間に昼休みが終わってしまう.
体育祭どころか,練習の時点からみんなの足を引っ張っていると,爽子は落ち込む.






自主練が必要だと,ブツブツ唱えている様子が怖い.



教室に戻る際,風早君から「おさげ」と一声かけられただけで爽子は舞い上がってしまい,
風早君の後ろ姿に見とれてしまう.
これは完全に病気だ.草津の湯でも治せないヤツだ.







ボンヤリしてるところを吉田にツッコミを入れられる.
おさげ姿も新鮮.





 放課後になって吉田たちから一緒に帰ろうと誘われるが,爽子は誘いを断る.
花壇の水やりがあるから,と言い訳したのだが,
実は一人でサッカーの練習をしようと考えていたのだ.
一人になってから先生にボールを貸して貰えるように頼みにいくが
残念ながら許可が得られなかった.
当てが外れた爽子は,貯金を崩してボールを買おうかとまで考えている.
真面目すぎるなー.



水やりをしながら,転がってる石でドリブルの練習をする爽子.







なんていじらしいw





 時間を忘れて,壁と小石でシュート練習をしていた爽子の足下に
サッカーボールが転がってきた.
来た方向に目をやると,そこには風早君が立っている..
体育祭実行委員で会議に出ていた風早君だったが
その時に窓から爽子の様子を見ていたのだった.



そして言葉少なに練習を始める二人.
辺りは夕焼けに染まり,いつもとは違った雰囲気を感じる爽子.




爽子:「なんだろうな… うまく,笑えないや…









爽子:「だから,笑顔の代わりに… 風早君に,届け



そう心の中で気持ちをこめて,ボールを蹴る爽子だった.







 さて.そんな爽子の物語の一方で
ライバルとなりそうな例の女の子も良く出てきていた.
名前は胡桃沢梅,愛称クルミ.CV.平野綾
一言で言うと,可愛い子(こればっかりだ).
対外的には,出しゃばりすぎず,かといって引っ込み思案でもない良いバランス.
友達に対しても快活で,風早君の女版と言っても通りそう.







「風早とクルミが付き合っててもおかしくない」みたいな事を
友人から言われて謙遜するクルミ







この謙遜はポーズなのか? 女の子同士の社交辞令なのか?



風早君とは同じ中学校出身で仲が良いらしい.
前にも風早君のクラスにやってきて,CDを貸し借りする場面があった.




 でも案外,中身は複雑なのかもしれない.
風早君が体育祭の実行委員に選ばれたという話をトイレで聞いて,
友達にその話題を振った時のこと.








友達:「だったら一緒に実行委員やればいいじゃんー」
クルミ:「恥ずかしくて立候補できないー」
友達:「じゃ,あたしが推薦してあげるよー」




そして見事に実行委員になった.
これがクルミの計画通りの流れというなら,まさに孔明




 委員会の会議で,風早君と仲よさそうに話しているクルミ







とても自然な光景だ.
お似合いのカップルと言っていいだろう.
ほんと風早君は,誰にでも愛想良いなぁ.



しかしその風早君が,窓の外の爽子を見ていることに気づくと…








ゴメンナサイゴメンナサイ…







 と,爽子の気持ちの変化と,新たなライバルの出現を見せた第8話だった.
でも実際,クルミが風早君をどう思っているかは明らかには語られてないんだよね.
周りの友達たちは,クルミと風早の仲を冗談っぽく囃し立ててたけど,
もしかしたら風早君じゃなくて,みんなの噂になっている爽子の方が本当の狙いだったりして?



当の爽子は,風早君の思いがどんどん恋愛的感情に近づき,
来週辺りで最終回でも良い雰囲気(前にもこんなこと言ったが).
クルミがどう物語をかき回してくれるか,来週も楽しみに.