にゃんこい！ #9 ガールズ・イン・ザ・ウォーター

　サブタイトルから分かるように，水着に塗れた『にゃんこい！』，第9話．
（前回の記事はこちら．にゃんこい！ #8 炎の個人教授ランナー - DDC blog）

学校の試験も直前．
みんなで試験勉強をしようと集まった場所は，なぜかプール．
まずは試験勉強前の息抜きからだと，ハルヒコはたちの策略だった．
話を聞いていなかった水野と高坂は，わざわざ水着をレンタルして付き合うことに．

騙されて不満たらたらだった高坂も，水着姿をみて鼻の下を伸ばす．

水野にだけ．
当然な流れだけど，
この日のために水着を新調した住吉が可哀想だ．

そして偶然というか当然というか，ツインテール姉妹と一ノ瀬先輩もプールに来ていた．
君ら，テストを受ける気はあるのかと．

手が引っかかって朱莉の水着をほどいてしまい，ビンタされる高坂．
水着とは思えない脱がせやすさだが，重要なイベントだな．

せっかくの登場した一ノ瀬先輩は，水野以外には目も合わせて貰えないでいる．
今回も絶好調だ．

そしていつも通りに，住吉の乳を「けしからん」といいながら鷲掴みにした一ノ瀬先輩．
怒った住吉は，先輩の水着に手をかける．

あぁ，もう何も考えなくていい，
おっぱいアニメです…

初音は残念ながら未発達の胸を気にしている．
それはそれで良いんだよ！

　そんなこんなの騒ぎに巻き込まれた潤平は，鼻血を出してしまい一人医務室へ向かう．
その途中で声をかけられる高坂．

女：「お兄さん、オイル塗って下さらない？」

なんでこうもおいしいシチュエーションが続くのか！
と思っていたら，声をかけてきたのはその側にいたネコで，
ネコ嫌いの高坂を引き留めるための作戦だったのだ．
こいつ，やりおる．

迷い込んでしまって出られないから助けて欲しいというネコ．
よくもプールまで迷い込んだモノだと高坂が話していると，そこへ現れる住吉．

他の子たちを押しとどめて，自分だけ高坂の様子を見に来たのだった．
ネコと話しているところを見られた高坂は，慌てて誤魔化し
ついでにネコを外へ出すのを手伝ってもらうことにした．

雪が降る中，水着へ外へ出てネコを塀の上に持ち上げる住吉．
高坂はその下で踏み台になっている．
ちょっと視線を向けると…

そりゃ，一ノ瀬先輩も掴みたくなるわ！

　なんとかネコを敷地外へ出してやり，簡単な依頼で済んで良かったと高坂は一安心．
住吉の方は，ネコに優しくしている高坂にまた好感度を上げたようだ．
助けたネコからも二人はカップルに見られるほどに，いいコンビ．

確かに，この組み合わせが一番自然に見えるんだけどねぇ．
そんな二人の様子を遠くから見つけた水野は、声をかけられないでいた．

　水着三昧なプールを終えて次の日．
冬空の下でネコを助けた高坂は，風邪を引いてしまい学校を休んでしまった．
そんな高坂の家を訪れる住吉．
学校で配られたプリントを届けに来たという．
さらに，家族が出払っている高坂にお粥を作ろうと材料を買い込んで．
なんて羨ましいシチュエーションだ．
高坂には勿体ない．

しかし最近水野と親密な高坂は，住吉の気も知らずに，「なんでお前が」なんて言って不満げ．
そのまま留年してしまえ．

「みんな忙しいんだ」と言い訳した住吉だったが，その実，
プリントを届けようとしていた水野に，早く帰って勉強しろと言って，強引に奪っていたのだ．
「じゃあ近所のボクが」というハルヒコに対しては，

住吉：「早く帰ってギャルゲーでもしてろっ！」

扱いの差が酷いw

　住吉に無理矢理寝かしつけられた高坂だったが，そこに舞い込むネコの依頼．
なんて間の悪い．
住吉はその依頼ネコを見つけて大喜び．
以前，学校で住吉が世話していたクマネコもいるのに，そちらには見向きもしない．

　高坂は住吉にお粥作りを頼んで台所に押しやってから，ネコの依頼を聞く羽目に．
「ちゃんと寝てろ」と住吉に怒られながらもネコの話を聞くと
その頼みは，ダイエットを止めさせて欲しい，とのこと．
デブネコの肥満を心配したご主人が餌を減らしているのだが，それでは足りないという．

どう見ても肥りすぎな体型に，高坂は「ダイエットすればいいじゃん」の一言で終わり．
しかしネコの方は気に入らない．

ネコ：「このまま家出してやるのね．愛のない分からず屋のご主人の側にいるよりはマシなのね」

これに高坂がキレる．

高坂：「お前のことがどうでもいいなら心配はしねぇ！
　全部お前のためを思ってやってることだろ！　いいかげん気づけよ，バカネコ！」

そう怒鳴ってネコを置き去りに家の中に入った高坂だが
興奮しすぎたせいか，そのまま倒れてしまった．

　重い体を引きずって，なんとかソファーに寝かせた住吉．
高坂の寝顔を見つめていた住吉の顔が，高坂に近付く…

しかし間際で，さっきの高坂の言葉を思い出してしまう．

高坂：「つーか，なんでお前なんだよ」

自分のしていることに気づいて，体を離す住吉．

高坂はいつもの調子で言ったんだろうけど
この言葉，今の住吉にはきついよなぁ…

　それから．
高坂が目を覚ました時には，既に住吉の姿はなかった．
机の上には住吉の作ったお粥とメモ．
気づいた高坂を見てニャムサスは，依頼ネコは改心して帰って行ったことを伝え，
さらに住吉にお礼を言っておけと高坂を促す．

ニャムサス：「誰かの愛情に気づいてないのは，アンタも同じだろうに…」

独り言のように発したニャムサスの言葉は，高坂に通じたのかどうか．

　自宅への道を歩く住吉は，高坂への気持ちの整理をつけられないでいる．
高坂の水野への気持ちと，さらに水野も高坂を意識していることを知っていつつも
自分の気持ちを止められないようだ．
そんな事を考えている所へ，高坂から短いメールが入る．
「ありがとう．粥，旨かった」

住吉：「いいかげん気づけよな…　バカ」

こーゆー物語の主人公は，鈍感と相場で決まっていおりますので．

　翌日，登校してきた高坂と少しテレながらも話しをする住吉．
前日のことにはあまり触れられたくないのか，不自然に話題を変えたりしている．
しかしニブチンな高坂はいつも通りの態度で，
挨拶をしてきた水野に目を奪われている．

そんな二人の様子を間近で見る住吉は，やはり辛い様子．

住吉：（― 好きって気づかなきゃ…　楽だったのにな ―）

　ということで，ついに自分の気持ちを自覚した住吉で終了．
幼なじみで憎まれ口を叩きながらも，実はほのかな恋心という典型的キャラな住吉だが，
やっぱり見てて同情を禁じ得ない．
こりゃ，住吉も人気出るわー．

相手にその気がないのに，甲斐甲斐しく看病したりして．
いつになく優しく女の子らしい住吉なのに，最後の仕打ちは酷い．
だからハーレムものって嫌なんだよなー．

逆にノー天気な水野も，住吉の気持ちに感づいているみたいだが，
水野と住吉は親友．
今後どんな関係になっていくのか，見たいような見たくないような．

　今回も一ノ瀬先輩にツインテール姉妹にとフルメンバーが出てきたわりに
どちらも活躍が少なかった．
プールのエピソードも，それで一話作れるほどに膨らませたはずだ．
一ノ瀬先輩をもっとはじけさせろっちゅーに．

ちなみに，望月さんはシーンの合間合間に水着を披露するだけという悲しい扱いw
いや，ファンには嬉しいことだろうな．