Kensington の新型トラックボール「Orbit Trackball with Scroll Ring」紹介

　昔から入力機器にはこだわってきた．
そのひとつがトラックボール．初めてPCを買った時に，一緒にトラックボールも購入した程に．
ただ現在は 2000円もしないマウスを使っている．
1万円もするケンジントンのトラックボールを持ちながら，マウスを使うのはなぜか．
それには三つの理由があった．

　一つは，オンラインゲーム．
速鳥はラグナロクオンラインをやっていたのだが，アレはどう考えてもマウスでプレイする物だ．
しかもちょっと手を加えて，5ボタンすべてに機能を割り当てて使っていたので
その便利さに慣れてしまうとトラックボールでプレイなど論外だった．
しかしプレイを止めた今では理由にはならないだろう．

　二つめはマウスジェスチャー．
今はインターネットブラウザには標準のように付いている機能．
右ボタンを押しながらマウスを動かすことで，いろんな動作を行う．
これに慣れるとメニューバーをクリックすることも皆無となる．

この「右ボタンを押しながら動かす」という動作は，トラックボールでは案外難しい．
特に所有しているケンジントンの物は大型で，
ボタンを押しながらボールを動かすようにはできてないのだ．
ボールの小さくてボタンが押しやすければジェスチャー可能だろうが
それはそれでトラックボールの「らしさ」が失われる気がしていやだ．
そもそも「マウスジェスチャー」という名前からして，トラックボールのことは考えていない．

　三つめ．スクロールホイール．
マウスには当然のようにあるスクロールホイール．
中ボタンとしても働き，最近では左右スクロールもできたりする働き者だ．
しかしトラックボールはその構造上，マウスのように便利には使えない．
例えスクロールホイールが別の場所に付いていたとしてもボールから手を離す必要がある．
マウスでの使用ほどに快適とは言えない代物だ．

　とまぁ，「トラックボール使えねー」みたいな話を
延々としておいて言うのもアレだが，本題にはいる．

3つめの問題を解決するトラックボールがケンジントンから出ている．
スクロールリングという仕組みだ．
そしてその使用者のレビューがあったので紹介する．

【買い物山脈】Kensington「Orbit Trackball with Scroll Ring」 ～スクロールリングを搭載した低価格トラックボール - PC Watch

リングによってスクロールはし易くなっただろうが，ボタンが二つしかない．
5ボタンが標準なマウスと比べると，どうしても見劣りしてしまう．

とはいえ現地価格で29ドルという話なので，
高価な物の多いトラックボールの中では手を出しやすい価格と言える．
円高の今，興味を持っている人は一つ買ってみてはいかがだろうか．