そらのおとしもの #11 いざ征かん!我が銭湯領域(パラダイス)
おっぱいアニメの神髄を見た,『そらのおとしもの』,第11話.
(前回の記事はこちら.そらのおとしもの #10 天使の旋律(ことば)の向かう先 - DDC blog)
自宅で空を見ながらくつろいでいるトモキ.
イカロスが用意したお茶を飲みながら,穏やかな時間を過ごしている.
その横顔を見ながら,イカロスは文化祭の事を思い出している.
トモキと手を繋ぐという願いは叶える事はできたが,自分が兵器である事はトモキに隠したまま
それが知られてしまえば,トモキに嫌われてしまうだろう.
近付きたいけど近づけない,そんな不安定な状況にあるイカロス.
イカロス:(――マスター… 何を考えてるんだろう…――)
トモキ:(――あ〜… 女湯,入りてーー!!――)
これでこそ,『そらのおとしもの』だっ!
主題歌終えて,守形先輩のトークなんだが…
先輩:「新大陸を求めて,女装をした少年が今,立ち上がろうとしている!」
なんじゃこりゃーーー!!?
トチ狂ったかと思われた守形先輩だったが,プリティー3号こと会長も負けていない.
先輩に比べるとインパクト小さいけど.
ちなみに先輩の女装は,かつてジャンヌダルクが男装して戦場に赴いたという話にちなんだもの.
本編.
冒頭で抱いた欲望に従い,トモキはいつもの女子メンバーを銭湯に誘う.
イカロスの(最近出番がなかった)カードを使って,エロい事をしようと目論んでいたのだが
そこは付き合いの長いソハラが感づき,先手を打つ.
カードは全て没収のうえ,銭湯行きはキャンセル.
これは考えが甘かったな.
困ったトモキは守形先輩を頼るのだが,もちろん先輩がそんな事に興味を持つわけがない.
そこで一計を企てるトモキ.
トモキ:「先輩… 新大陸ですよ?」
「男の入れない女湯に目指す新大陸があるかもしれない」と馬鹿な理論をぶち立てるトモキだが
先輩はそれにコロリと騙される.
守形先輩,新大陸と言葉が付けば何でもアリなのかw
そして守形先輩かが懐から取り出したのは,イカロスのカード.
なんだか自分の物のように慣れた手つきで取り出す先輩.
これは以前,調査するためと言ってイカロスから預かっていたものだ.
そのカードで原子変換器を生成した先輩は,これを使って女に化けろと手渡す.
先輩:「辛い旅になるぞ… 帰って来れないやもしれん」
トモキ:「むろん,覚悟の上ですよ!」
がっちりと固い握手を交わす守形先輩とトモキ.
最終回間近で心配したが,今回もいい具合にバカだw
トモキはそのまま帰ってくんなw
しかし女の子になっても,いきなり女湯に誘ったんじゃ怪しまれる.
まずは女性の姿でみんなに馴染む事から始めるトモキ.もといトモ子.
うっ… かわいいじゃねーか…
女の子を楽しむ事にしたトモ子は,まず下着を買いに出かける.
かわいい下着を身につけ,目の保養と楽しむトモ子.
中身はトモキなのに… くそっ
イカロスもニンフも「かわいい」という言葉が理解できないので
トモ子の行動がイマイチ掴み切れていない.
浮かれるトモ子を見ていたニンフは,下着を持って試着室へ入っていく.
ニンフ:「どう… トモキ? かわいい?」
ニンフなら何を着てもかわいいですよ!!
翌日.
学校に向かうトモ子がその手に持つのは「これで男子にモテモテマニュアル」.
せっかく女の子になったんだからと,男の時には味わえないモテモテっぷりを味わいたい様子.
でも相手は男になるんだぞ…?
さっそく食パンくわえて走り出すトモ子.
曲がり角で男子にぶつかってパンチラを見せつけるというテンプレート通りな行動をとる.
もちろん,ぶつかられた男子はパンチラOK.
転校生として潜り込んだクラスでも,自作のクッキーで男子にアピール.
しかも砂糖と塩を入れ間違えるという,これまたお約束な行動で男子の心を掴む.
トモ子:「あは〜ん.トモ子ったら,砂糖とお塩間違えちゃった〜」
さらに調理実習ではエプロンの代わりに尻尾付きネコミミメイド姿に.
さすが中身は男.男子のツボがよく分かっている.
後ろの方で見ているニンフも,「かわいい」を知るために真似ている.
あなた,いつからそんなにかわいくなっちゃったんですか!!
イカロスも真似てたけど,そっちは割愛.
そしていよいよ,学校での一大イベント「着替え」に突入するトモ子.
トモ子:(――あぁー… 生きててよかったぁ!!――)
さらにソハラの着替えをガン見.
この世の春だな.
そんなこんなで女の子としての行動を身につけたトモ子は
守形先輩からもお墨付きをもらう.
先輩:「多少行きすぎたドジっ子ぶりも,なぜか一部マニアの心を掴んで,好評のようだ」
トモ子:「きゃる〜ん.トモ子って呼んで.お兄ちゃん!」
あ,なんかムカツク.
そして本番.ラスボスである会長と相対するトモ子.
会長の厳しい視線に不安を感じながらもなんとか言いくるめる事に成功し,
ついにみんなで銭湯に行く事に.
草葉の陰から(?)守形先輩も応援している.
ついに,新大陸「女湯」に足を踏み入れたトモ子.
ここまでエロ視線の入浴シーンも今じゃ少ないんじゃないだろうか.
一方,銭湯の裏でイカロスはトモ子の原子変換の管理をしている.
脳天気なマスター相手で悩みもないだろうと話しかけるニンフにイカロスは答える.
イカロス:「いつか言ったでしょう,ニンフ.いつまでマスターを騙していられるかって.
本当の事を知ってしまったら,マスターはきっと,私の事を嫌いになる.
だけど,このまま隠し事をしたままで,マスターに嘘をついたままでいいのかなって…」
馬鹿なトモキは気づかないだろうとフォローするニンフ.
それよりも,マスターに酷い命令を受けているニンフの方が気に掛かるんだけどなぁ.
首輪のランプも着実に減って来ているし.
そんなニンフとイカロスの苦悩をよそに,トモ子はついに最終目的地へ到達する.
トモ子:「待たせたな,俺の両手! 待たせたな,俺の煩悩!
今こそ新たなる大地へと,一歩踏み出す時!!」
背中を洗うフリをして,会長のおっぱいを鷲掴み?!
さらにソハラのおっぱいにダイブして男子の夢,ぱふぱふを味わったトモ子は
理性のタガが外れ,ついに暴走.
しかも体の一部(主に股間)の原子変換が解けてしまっている.
「女の子同士なんだから」と叫びながら見境無く女の子たちを襲い始め,
まるで巨神兵か3号機かと言った様相だ.
しかしそれも長くは続かない.
トモ子の暴走によって量子変換器はオーバーヒート.
女湯の中でトモ子からトモキに戻ってしまい,ソハラの殺人チョップで昇天するのだった.
天へ召されるトモキを見送りながら,守形先輩は「引き際も肝心だぞ」と最後の言葉を贈るのだった.
実は先輩も,ちゃっかり女湯を覗いていたわけで.
騒ぎでお客が全員帰ってしまった後,改めてイカロスとニンフがお風呂に入ってくる.
二人は首輪や羽の事があるので,銭湯には入りづらかったのだ.
ソハラは,二人が普通の人間だとおもていて気がまわらなかった事を謝り,
またそれと共に,前みたいに嘘をついてまで人間らしくしなくていい,
嘘はいけない事だと語る.
嘘をつかない事を指切りで約束したイカロス.
あ,あの,嘘も方便という言葉がありまして…
この流れはマズイっすね.
イカロスは意を決し,銭湯の外で待っていたトモキに隠し事があったと告白しようとするのだが,
トモキに嫌われる事を考えると言葉をつづける事ができず,泣きだしてしまう.
そんなイカロスにトモキは笑顔を向ける.
トモキ:「お前も,少しは人間らしくなってきたじゃないか.
人間,隠し事の一つや二つ,あるもんな」
嬉し涙に変わるイカロス.
トモキ:「いいんだよ.言いたくなったら話せ,家族なんだから」
ニンフ:「いいマスターを持って幸せね」
離れたところから見ていたニンフはそう呟く.
その鎖は今も,シナプス人のマスターに握られているままだから.
総評.
『そらのおとしもの』らしい,おっぱいアニメ具合.
おっぱい出しときゃ何とかなるだろうと言う,そんな安易な考えで素晴らしい作品となった.
気になるのは,DVDになった時に女湯の湯気がどれほど薄くなるかだろう.
ホント,どーでもいい内容だw
それまでのエロさをフォローするような形でのトモキの最後の決めぜりふによって
イカロスは救われたわけだが,やっぱり気になるのはニンフ.
タイムリミットも近付いているし,卑劣なマスターが何してくるか分かったものじゃないし…
早く開放されて,かわいさ溢れるニンフが見たい.
今回のエンディングVer.XI は,トモキとトモ子の二人で歌う「チャンピオン」/谷村新司.
エンディングアニメーションは,トモ子の特訓風景となっている.
女の子になりきるための訓練なんだろうが,ほとんどが体育会系で,
たまに守形先輩からシナの作り方を習っていたりするのが,またバカっぽい.
しかもラストには,守形先輩が女湯を覗いていた事が会長にばれてしまうというオチが.
ホント,こっちが本編なんじゃないかと.