かなめも #10 はじめての、気持ち

 百合要素満載な『かなめも』,第10回.
(前回の記事はこちら.かなめも #9 はじめての、ダイエット? - DDC blog




 いつもの専売所の朝.
配達から戻ったかなは,ちょうど休暇を取ったユメが出かけるところに出くわす.
なんとそこには黒いロールスロイスがお出迎え.
それに乗り込んだユメは,「ユーキに一人でもがんばるように伝えて」と
意味深長な言葉を残して行ってしまう.




ユメって,もしかして良いトコのお嬢さんだったりするんだろうか.
そんな人が,よりによって住み込みで新聞配達のアルバイトなんてありえないよなぁ.
まぁ,女だらけの専売所という時点で既にありえないけど.



 配達から帰ってきたヘンタイとひなたに,かなは慌ててその様子を伝える.


ユメから渡されたクッキー,落とすぞw



二人からは,ユメは休暇のお嬢さまで実家に帰ったんだと聞かされ,
これは家に連れ戻されちゃったんじゃ!と驚く.





旧家のお嬢さま想像するかな.古典的なイメージだ.
ユメの縦ロール似合わねぇw



 ちょうどそこでユメの相方のユーキ登場.ユメは行ったのか,と寂しく呟く.
普段からべったりの二人だから,この反動は大きくなりそう.
ヘンタイたちも心配する.




 朝ご飯の用意ができて,ユーキの部屋に呼びに来たかな.
部屋の前まで来たところで,中から聞こえるすすり泣きの声に気付いて動揺する.



「これも大人になるための試練だから.」
「でも好きな人がいなくなるのは辛いよね.」
「もしかしてユメの言葉は別れの言葉だったんじゃ??」


妄想がどんどん膨らんで,一人で暴走するかな.

代理の冷たい目が容易に想像出来る後ろ姿.



 そこへ朝ご飯を待ちわびた代理が,クッキーを持って呼びにくる.
このクッキーは今朝,ユメがユーキにと焼いていたもので,砂糖じゃなくて塩がふられた塩クッキー.
これを聞いてさらに妄想するかな.


「あまあまな生活に飽きたユメさんが,ユーキさんを捨てたのでは!」



 部屋から出てきたユーキに,かなは慌ててクッキーを渡そうとするが
ユーキは涙を流してクッキーを受け取り,部屋に駆け込んでしまう.
その様子を見て,かなはユメとユーキの破局を感じ取る.


かな:「塩クッキーの花言葉は,永久の別れ…」




クッキーに花言葉があるか!! 代理が可哀想な子を見る目になっているw





 何とかユーキも揃っての朝食風景.
かなはユーキに気を利かせようととするが,完全に挙動不審.
ユメの話題が出ないように話をそらせたり,離婚報道のテレビを阻止したりするが,
恐ろしいほどの空回りっぷり.
その甲斐無く,ユーキは朝食を残して泣きながら自室に篭もってしまう.
流石にみんな,辛そうだなと心配.





 朝食後,かなは独りになるという事を考える.
みんなと楽しくやってきていたが,また独りになるんだろうか.
ここのみんなは,人との別れに慣れているんだろうか.




まりも姉さんの話を聞いた時にも,同じように考えてたね.
かなは婆ちゃんが死んでひとりぼっちになった経験があるから,敏感になってるのかもしれない.




 かなはテレビをつけたままそんな事を考えていたら,
ちょうどテレビドラマでは,男に振られて自殺を決意する女の物語.
慌ててテレビに謝るかな.



混乱しすぎだろw



すると自室から駆け下りてくるユーキの姿.相変わらず涙を浮かべている.
その慌てた様子に,かなはユーキを引き留めるが,ユーキは


「もう耐えられない.こんな思いをするくらいなら,いっそ…」



さっきのテレビドラマとかぶるこのセリフに,かなはしがみついて自殺を止めようとする.
が…


ユーキ:「このままだと痛みで死にます…」



虫歯かよ!! ベタですね.






 そして夜.
歯医者から戻ったユーキと,法事から戻ったユメ.やっぱり仲良しでした.






 いまの楽しい時間も永遠じゃないんですよと言う,よくある,しかし避けられない話.
楽しい学生生活も,『かなめも』自体も,いつか終わりが来るのですよ.
それを見据えておかないといけないぞ,と言う深い話.という事にしよう.







【おまけ】


 おでんジュースに喜ぶ美華.

美華も出てきてたけど,ストーリ的には完全に蛇足なので割愛.



【おまけ2】


 今週のエンドカードはえれっと.

かがぶー」や「ちゅるやさん」でお馴染みのあの人
ちゅるやさんのねんどろいどぷち,欲しいんだよなぁ…