聖剣の刀鍛冶 #2 悪魔契約 -Valbanill-

　視聴しているアニメの中ではもっともシリアスな展開の『聖剣の刀鍛冶』，第2話．
（前回の記事はこちら．聖剣の刀鍛冶 #1 騎士 - DDC blog）

　オープニングには半世紀前の大戦，「悪魔契約戦争」のイメージが流れる．
儀式によって人間を人外に変貌させる「悪魔契約」の内容と，
大戦の核となったであろう大きな人外の存在，またそれを倒す「聖剣」が示唆される．

詳しい事はサッパリ分からないが．

　さて本編．
前回の怪しげな魔術でカタナを完成させたルーク．
その時間を稼いだセシリーに「よくやった」と声を掛け下がらせる．

というか，それまでずっと相手の人外が黙って待っててくれてたんですけどね！
この辺りもお約束．

　ルークが人外に対してカタナを構えると，それ炎を発していた．
ただのカタナじゃなくて，属性付与されてるっぽいなー．
触媒は無かったけど．

それに対して人外は，これまたお決まりの変身をしてさらに大きくなり
ルークに向かって氷柱を飛ばしていく．
カタナといえども刃こぼれや折れる事もあるので，
相手の氷柱攻撃を紙一重で躱し間合いを計るルーク…

なんか…　つまんね―バトルシーンだなぁ．
当てる気もなく投げつけられる氷柱と，フラフラと躱すだけのルーク．
山場だろう，もっと見せ方はなかったのか．

　そう思ってるうちに，人外は一刀両断される．
カタナのすばらしさをを絶賛するセシリーだが，その目の前でカタナも砕け散った．
急ごしらえのためか，それとも元々そう言うものなのか，ルークは気にしていない．
カタナってもしかして，ディスポーザブル？

戦い終えてルークは，この戦いに対する報酬を要求する．
勝手に参加しておいてがめついヤツだ．
だがセシリーは，騎士団の経費で落とすから任せろと胸を叩く．
その拍子に彼女の胸当てにはヒビが入り，こちらも装備解除．あらわになる胸．
下には何も付けてないって，痴女か！

ルーク邪魔だ！　そこどけろ！！

それを見て鼻血を吹き出すルーク．二枚目が台無しのウブさ加減だw

そしてその胸大きさに感動した様子のリサ．キラキラしているのは何故だww

それに気付いたセシリーは…

その結果は，ルークのこの顔が物語っていた．

　Bパート．
大きな屋敷におっさんばかりが集まっている．

ヴァルバニル会議と呼ばれる各国のお偉いさんが集まっての会議のようだが，
そこにはルークの席も用意されていた．あいつ，そんな重要人物なのか．
ただし欠席．あの顔じゃ無理だからなw

　この会議に冠せられた名前「ヴァルバニル」とは，有り体に言えば過去の大戦でのラスボスだ．
そしてお決まりのように，復活が危ぶまれている．

「ヴァルバニルが甦るのが早いか，聖剣の完成が先か，
　世界の命運をかけた競争という訳だな」

とは，おっさん達の一人のセリフ
なんとなく話が見えてきたな．

　さて一方．
騎士団の面々は，ルークの家の側であった悪魔騒ぎを調査していた．
調べたところによると，例の人外はローブの男が「悪魔契約」によって生み出したもので
商隊の積み荷を奪う事が目的だったらしい．
このローブの男は既にとんずら．捕まって情報を吐いていた山賊は口封じされた．
悪人らしい手口だなー．

体の中から這いずりだしてきた蠱によって山賊は絶命．
でもあらかた情報は吐いてしまった後なのでは？　詰めが甘いっすよ．

　その後，商隊が運ぼうとした荷物は剣だった事，
しかしそれは襲撃に備えて偽装された空の荷物だった事や，
再三訪れて頼み込むセシリーに根負けしたルークはカタナ作りの依頼を受けるが，
料金の事で揉めて再びセシリーに殴られてしまうエピソードが語られる．
なんか可哀想になるな，ルーク…

　で，珍しく騎士団で働いていたセシリーのところへ隊長から直々に命令が下る．
貴重品の警備．市場に出されるまで商品を守るという特別任務．
そして紹介されたのが彼女，アリアだった．

　第2話総評．
思っていたよりギャグパートもあって軽いアニメなのかなと思う一方，
おっさんばかり出てくる無骨なアニメ化とも思わせる内容に富んだ話だった．
あとルークも髪を後ろで結わえてる事に気付く．
まぁ，おまえも鍛冶オタクだしな…

　ストーリはもう王道だろう．ヴァルバニル復活をもくろむ一派がいて，
それをセシリーとルークが聖剣で阻止するって感じか．
その聖剣と今回ラストで登場したアリアの関係がどんなものなのか…

　さて，このアニメに足りてないもの．それは萌え要素．
幼女がいてツンデレっぽいのがいて，今回天然っぽいのが登場したので
次週以降は期待できるのかもしれない．
それまでは，リサのこのEDテーマで補充しよう．

もっとリサの出番を！

こんなのばっかだし．

お年頃なんだろうな．