こばと。 #2 …コンペイトウの輝き。

　キャラクタは可愛いんだけどストーリ的に盛り上がりの欠ける『こばと。』，第2話．
（前回の記事はこちら．こばと。 #1 …願う少女。 - DDC blog）

　前回，願いを叶えるために必要なビンを手に入れた小鳩．
今日は傷ついた心を癒すために街に出る．

小鳩：｢どなたか傷ついた人いませんか〜？｣

直接的すぎる…　当然，誰にも相手にされない．

役に立てる事はないか？と探しまわって，ようやく声がかかる．
子供達から，缶蹴りのオニをして欲しいといわれたのだ．

ずっとオニのまま駆け回る小鳩．傷ついた心はどこへ行った…

　もちろんビンには何も溜まらない．
他に何か無いかとさがしていると，前方不注意で人にぶつかってしまう小鳩．
よく見れば相手は，嫌み男，藤本だ．

藤本：｢道の真ん中でウロウロしてんじゃねーよ｣．

今日も口の悪さと結んだ髪がきまってますな〜．もげろ．

　しかしイイコの小鳩は，前回ナンパ野郎から助けて貰った礼をするために後を追う．
が，その途中．ひょんなことから保育園の手伝いをする事に．
子供達とお遊戯タイム．と，現れる嫌み男，藤本．

おまえ，その顔と口と後ろ髪で保父さんかよ！　ありえねえ！　教育に悪いわ！

　小鳩を見て信用できないと追い出そうとする嫌み男だが，
園長先生に言われて渋々小鳩と共にお遊戯会．
その途中でも口は減らない藤本と，負けずにガンバル小鳩．

　遊び疲れた子供達は昼寝の時間．
おいとましようとする小鳩は，またここに来ても良いかと園長にお願いする．
藤本は不満たらたらだが，園長は快くOK.
次回以降はここで物語が発展していくのかな？

　保育園をでた小鳩はビンを確認する．残念ながらやっぱり空っぽ．
藤本との諍いが影響しているのか，｢自分のやっている事は迷惑なのか？｣と自信を無くす．

小鳩は，あの藤本も心が傷ついているようだと何かを察した様子．
しかしその心を癒すのは迷惑になるんじゃないか，といつになくネガティブ思考．
そんな小鳩にいおりょぎさんは面倒くさくなったのかアドバイス．

いおりょぎ：｢おまえは癒したいんだろうがよ．なら癒やせよ！｣

あの嫌み男は放っておいて良いと思うんだけどな．

　そんな事を話ながら辿り着いた公園．
そこには保育園で見かけた男の子が一人，ブランコを漕いでいた．
話しかける小鳩．
聞くと，お母さんの仕事が終わるのを待っているというのだ．
その男の子は母親の事を懸命に話す．
離婚したけど，ちゃんと朝ご飯も作ってくれて，自分のために一所懸命働いている事を．

　彼は，幼稚園で他の母親から悪くいわれているのを聞かされていたのだ

「お母さんはまだ迎えに来ないの？」
「もう少し考えてあげればいいのにね…」
「いくら忙しいといっても ちょっとまずいんじゃないかしら」

そりゃ，自分の母親の事を悪くいわれれば落ち込みもする．
特にこんな小さな子に聞かせる話じゃない．

そんな実情を分かっているのかいないのか，小鳩は拍手をする．

小鳩：「一所懸命ですごいお母さん，素敵です！」

その言葉に涙を浮かべる男の子．小鳩に駆け寄る．

子供は良いなぁ…　なんでも許されて…

　という事で，傷ついていた男の子に優しい言葉をかけてその心を癒した小鳩は
ビンに一つ溜めることができたのだった．

見た目からこれはコンペイトウと呼ぶ事になる．

　総評
NHKらしい，母と子で見るアニメ．
ほんわかと優しい雰囲気の中，何事にも前向きにガンバル小鳩．
イイハナシダナー，て感じ．
あ，でも藤本がいるからダメだな．あいつは下ろせ．

しかしながら，それ以外の人（特にアニメファン）にはちょっと
アクがなさ過ぎて退屈になりがち．
のんびりしたいって言う人には良いんだろうけど，やっぱりもう少し，なぁ…

んー，来週は見ないかも．

【おまけ】
　小鳩は公園のドカンの中で寝泊まりしているらしい．

お風呂とかも魔法の力で何とかなってるのか？！