生徒会の一存 #4 創作する生徒会


 なんとなしに聞き流していたけど,エンディングソングは結構バカな『生徒会の一存』,第4話.
(前回の記事はこちら.生徒会の一存 #3 取材される生徒会 - DDC blog



 前回の新聞部との対決で,一応の決着を見せたかに思えた生徒会の抗争だが,
新聞部の生徒会叩きは相変わらず続いていた.







「身長20cmサバ読み疑惑」って,そんなに大きいとサバの読みようもないだろう.






これに対抗するために,生徒会長は小説を作ろうと言い出す.
同じ壁新聞じゃ勝ち目がないという理由もあったが,最近読み始めたラノベが面白かったからと言う方がメイン.





一体なにを読んだんだろう.元ネタが激しく気になるところ.
どうせまた,電撃辺りの本なんだろうが.



 ということで,生徒会の活躍をライトノベルにして,生徒に広く知らしめようと考えた会長.
そしてゆくゆくは出版社に持ち込んで,印税生活に…なんてことまで思いを巡らせる.
当然,雑用係の杉崎が物語を書くことに.
ある程度のストーリは,役員達から指示されたのだが…



■会長,くりむの提示.
有り得ないほどに優雅な生徒会.アフタヌーンティーなんてしゃれ込んでしまっている.





過剰広告は,JAROに通報されますぜ.




■副会長,深夏の提示.
現実とはかけ離れた厨二設定なファンタジー.学園伝奇物に早変わり.
小説の中で勝手に杉崎の兄まで創造される.



我が名はエコーオブデス. うぬの…兄だっ!




生徒会の活躍はどこへ行ったw





■会計,真冬の提示.
授業中に書き溜めたというアイデアノートから引用される.
題して,『眠らない くすり指』… そこから杉崎は,敏感に腐女子臭を察知する.



『俺とエコーオブデス兄さんとの夜が,始まった―』





ここでもエコーオブデス兄さん登場! 共通認識なのかw



『それは,とてもエキサイティングで,ファンタスティックで,エレガントな,夜だった.』






増えてるし!!
なにこの中目黒って新キャラ! コッチは誰がモデルだ!





書き上げさせられて,汚れてしまった自分を感じて嘆く杉崎と,素晴らしい出来だと喜ぶ真冬.




真冬:「先輩ありがとうございます.中目黒先輩も喜んでいます〜」


だから中目黒って誰だ!?





 なお,この部分を呼んだ書記の知弦は,気を利かせて杉崎の写真とアドレスをソレ系の掲示板に書き込み,
そのせいで杉崎の携帯にソッチ系の方々からメールが殺到することになる.






■書記,知弦の提示.




ラバーの下着に首輪とチェーン… この人の話は危険だ!






 目に余る超展開にさすがの杉崎も,ここからは自分の好きなように書く,とキレる.


「もっと熱く,もっと貪欲に,もっと正直に!
 あぁ,分かってるさ.俺が今,それを,すべてを見せてやろう!!」




なぜか生徒会室でシャワーを浴びてる会長や,





なぜか裸エプロンで朝食を作る副会長や,





なぜか生徒会室の中で日光浴をする書記や





なぜか食パンをくわえて転けてしまった会計.




杉崎:「大丈夫,パンツなんか見えなかったよ」


真冬:「よかったぁ.はいてこなくって〜.テヘッ.」



よくやった,杉崎.お前はあらん限りを見せてくれたよ…





もちろんこの話は会長によって廃棄される.
涙目で訴える杉崎.


杉崎:「みんな最高画質で録画中ですよ!!



このセリフに何人の視聴者がドキリとしたのだろうかww






 小説は諦めて,別メディア展開を考える生徒会.
例えば,アニメ化.





ストパン… いや,ストライクウィッチーズだなこれは!
もちろん,杉崎一人で出来るわけがない.






 例えば,ゲーム.真冬がRPGツクールで作ったと思われる作品が出てくる.
しかし開始するためには裏コマンドの入力が必要で,作った真冬すらそのコマンドを忘れてしまい没に.




 例えば,音楽活動.



出ると思ったけどな!



自分のパートは?と問う杉崎に会長は,


会長:「バンドと言えば女の子四人! 特に今のアニメ界では,そういうことになっているの!


オタクの流行をきっちりと押さえている会長は素晴らしい.
しかし肝心の楽器演奏は出来ず没に.



この文化祭シーズンでも,無理矢理やろうとして下手打ったバンド多かったんだろうな.






 結局なにも出来ないままヘタレる生徒会役員達.
ちょうどそこにあったビデオカメラに目をつけた杉崎は,外へ出て生徒会のイメージビデをと取ろうと提案.
それは面白そうだと,みんな賛成して撮影会に出て行った.



そして編集してできあがったイメージビデオに,生徒会一同は大感動.








みんな心を入れ替えて,真面目に生徒会の仕事に取り組もうと誓う.



( ;∀;)イイハナシダナー






ま,翌日にはいつもの,だらけた生徒会に戻ってしまったわけだが.







 と,今回もいい話のようでユルい,そしてパロディーネタを盛り込んだ
いつも通りな『生徒会の一存』だった.
前回までと違って,ボケ役だった杉崎が始終ツッコミ役(いじられ役?)だったのが印象的.
個人的にはコッチの役回りの方が面白く感じた.


それにしても,あのモザイクかかってたラノベは何なんだろう…




【追記】
 劇中で出てきた身元不明のラノベは,同じ作者が書いている『マテリアルゴースト』であることが判明.


http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/8291/82911789.jpg


前回,インデックスやバカテスには言及しておきながら,何でコッチをモザイクにする必要があったのかw