そらのおとしもの #9 嘘から始まる妄想劇場(ストーリー)

　ニンフ回と言って良いだろう，『そらのおとしもの』，第9話．
（前回の記事はこちら．そらのおとしもの #8 血斗(マツリ)は誰がために - DDC blog）

　オープニング．
前回，限定解除されたイカロスにこてんぱんにやられたニンフは，
戻ってきたシナプスで糾弾されていた．
集まっていたシナプス人からは「電子戦用など必要ないだろう」という声も上がる．
そこでニンフのマスターらしき人物が立ち，ニンフに電撃をあたえる．

男：「退屈だから楽しませろ」

痛みに耐えながらも，その命令に「はい」と答えるニンフ．

かなりシリアスで重い雰囲気．
この後の主題歌はカットされて本編．

　もちろん最初は守形先輩のトーク．
今日は，コロンブスが航海に乗り出した際，その予定航路を短く申告して
長旅を嫌がる部下たちを騙していたという話をする．

なかなか為になるな．
そう感心していたら，会長が登場．
この姿は，プリティー？！

守形先輩が助手募集していたのを知って，プリティー3号として名乗りを上げたのだ．
それを前にして無言の守形先輩．

何か言ってあげてよw

　いつものメンバーでバーベキューをと公園に来たトモキ．
と思ったら，もうイカロスが姿を消している．
トモキが慌てて探しに出てみたが，イカロスはフリーマーケットの商品を壊したところだった．
仕方なくトモキは商品を買い取ることになる．
済みませんでしたと謝るイカロスだったが，トモキの落ち込み様はひどい物だった．

実はこれ，露店に並んでいた幻のDVD『おっぱい戦国時代 -Gカップの乱-』が
お金が足りなくて買えないからだったのだが．

そんなトモキの姿を見てかイカロスは，もっと普通に人間らしくしないと，と自分を戒める．
そこへ「嘘をつくのが人間ってもんさ〜」という通りがかりの人の会話が聞こえてきた．

波乱の予感がします．

　皆がバーベキューの仕度をしているところへ戻ると，
イカロスはさっそく実践してみせる．

イカロス：「ソハラさん，私はあなたが大嫌いです」

さらに，「誰の目から見ても可愛くない」だの，「優しそうに見えて暴力的」だの，
「微妙に痩せている」と嘘をつきまくる．

古典的表現でショックを受けるソハラ．
二番目は嘘じゃないと思うけどなー…

さらに守形先輩には「新大陸なんてありません」，会長には「とても…　いい人です」と
嘘を吐き続けるイカロス．
会長には嘘をつき通した方が良いけどな．下手したら簀巻きで海の底だ．

そして最後，トモキに向かっては「私はマスターの側にいたくありません」．
さすがにトモキもショックを受け，ソハラと二人で自棄酒ならぬ自棄コーラ．

その後イカロスはひとりで出店の方にまで出張し，店主やお客たちにも嘘をつきまくる．
そして，人間らしくできたと悦に入っている所へ現れたのがニンフ．

また戦闘が始まるのかと思ったら，もう戦う気はないと話すニンフ．
イカロスは臨戦態勢を解いて去っていくが，ニンフの狙いはトモキの方だった．
トモキを人質に取るため，ニンフは光学迷彩を使い姿を消して近付いてゆく．

　そのトモキというと，ニンフやイカロスが勝手なことをするので，怒ってエロに走り，
双眼鏡片手にノゾキを楽しんでいた．
興味を持ったニンフは，双眼鏡を奪って自分もノゾキ．

ニンフ：「あれって，なにしてんの？　女の人が，だんだん…」

君にはまだ早いw
慌てて取り返すトモキ．
そして「急に出て行って心配しただろう」とニンフを叱る．
心配されて，ちょっと嬉しげなニンフ．
お決まりです．

トモキ：「もう二度と，何も言わずにいなくなったりするんじゃないぞ！」

ニンフ：「…はい」

うわ，ツンデレだツンデレ．
何だよ，ちょっとかわいいじゃないか．
素直に返事をしてしまってからニンフは人質計画を思い出し，慌てて頭を振る．

何だよ，すげーかわいいじゃないか！

　だがトモキは，心配をかけた罰だと言って，無理矢理ニンフに露店の手伝いをさせる．
儲けたお金で，『おっぱい戦国時代 -Gカップの乱-』を買うつもりだ．
しかし並べられた商品は，今までの話に出てきた，鳥人間スーツとか，パンツロボとか，
死んだじいさんの遺影とか梅干しの種とか…
どう考えても売れるとは思えない物ばかり．
ニンフもゲンナリ．